Schools since 2005 / Pakistan
Class Rooms - Places spending time as a child -
国境なき子どもたち(KnK)写真展
バングラデシュ、失われた子どもたちの時間
新宿・東京都(終了しました)
期間:2020年9月24日(木)~30日(水)
時間:10:00~18:00 27日(日)休館、最終日は15時まで
会場:アイデム フォトギャラリー・シリウス(東京都)アクセス
9月27日(日)14:00~15:30 (ギャラリーは休館日)
guest:渡辺真理さん(アナウンサー)
チケット:一般 500円/学生 無料
お申し込みはこちらから
※新型コロナウイルス感染拡大予防のため会場では実施いたしません。
価格2,200円(税込)
【写真展案内】
世界最大の人口過密都市と言われるバングラデシュのダッカ。地方の子どもたちは、経済的な理由から10歳前後で単身ダッカに出稼ぎにやってきます。薄暗く劣悪な環境の工場ではこうした出稼ぎの子どもたちが働いています。いわゆる児童労働の現場です。しかし、工場で取材を進めると、児童労働と一言で済ませられない現状に気付きます。幼い頃から工場で働いている従業員は「働き始める年齢が低いほど早く技術が身につき、たくさん稼げるんだ」と自分の経験を語ります。その話を裏付けるように、工場で働き3年目のビジョイ君(13歳)にインタビューすると、「仕事の邪魔をするな」と言わんばかりに表情すら変えず淡々と作業を進めます。その姿は職人のようです。
一方、家庭に何らかの問題があり、家を飛び出しダッカにやってくる子どもたちもいます。彼らの多くは、ゴミ拾いや荷物運び、物乞いなどで生計を立てるストリートチルドレンとなります。路上生活で身体的・精神的な苦痛を感じながら、「社会から取り残されている」という疎外感や「愛情を知らない」まま大人になってしまうのです。大人でさえ厳しいバングラデシュの社会で生き抜き、子ども時代を知らずに育つ子どもたちを国境なき子どもたちの職員として支え、そして、フォトグラファーとして、子どもたちのありのままの姿をこの写真展を通じて皆さまに伝えられればと願います。